ASAメールvol206 2022年11月16日


「人生100年時代、生き抜く準備を」UI

 

皆さん、こんにちは。学生ライターのUIです。今回は株式会社住宅工営の望月さんに取材をさせていただきました。バスでおなじみのセンチュリー21GLOBALKOEIとグループ企業である不動産屋さんです。センチュリー21は「家を売る、借りる、買う、貸す」と赤文字の広告が印象的な不動産屋です。なんと、今回、望月さんが旗を掲げ、八王子いきいき健康フェアというイベントが1123日、24日に開催されます。「不動産屋」と「健康」は結び付きにくいイメージがありますが、なぜ不動産会社が、健康フェアを行うに至ったのでしょうか?

望月さんは、現状の住宅の借り方の厳しさをお話してくださいました。高齢者の方や重度の精神病を持つ方に対して、何かあった時に連絡するための緊急連絡先がない、身元が保証できる人がいないなど理由は様々ですが、アパートの入居を断るケースがあるそうです。望月さんは、家を借りにくい状況の方たちの相談員として活躍し、お客様の求める条件と見合う物件を探し、紹介しているそうです。介護など福祉の必要性が叫ばれることが大きくなってきた中、民間企業から目の前の人々にどんな状況の方でも、普通にお客様として対応して、地域の方々を支えていくこの姿勢は、将来高齢者が多く見込まれる日本にとって大切だということをお話ししていました。今後、人生100年時代を生きていくうえで、事前準備や今どういう風に行動をすれば将来の自分が生きやすくなるのかを考えるという機会を提供したいので、健康フェアを実施しようと決心したそうです。

 健康フェアの目的は二つあり、一つは様々な方に幅広い分野の商品やサービスを知って、体験をして頂く事です。高齢者や家族に高齢者がいる方は「今」、そしてこれから高齢者になる方は「将来」、人生100年時代をどう過ごすのか、その為に何を備えなくてはいけないのかを知って頂くことです。

例えば、家の相続について。親と子供が一戸建てに住んでいて、親が高齢になると、階段を上がることが辛くなったり、広い家の掃除が大変だったりします。住むのが大変だから賃貸に引っ越すということになれば、その家はおそらく子供に相続されるでしょう。しかし、家が古くなってくるのでメンテナンスが必要になる、そもそも別の場所に住んでいるから住めない(不要な不動産)などの問題が生じます。このような、日常の中であまり考えることのない問題について、どのような選択をするべきか考えるきっかけを与えてくれます。将来のことをなかなか考えることはないし、親の立場、子供の立場を客観視することもあまりないので、とても興味深いものですね。私はまだ子供の立場ですが、実家が一戸建てなので、自分はあの家をどうしたいのかを考えなくては、と二十歳ながら考えてしまいました。

もう一つの目的は八王子の健康にまつわる民間企業を知り、地域の発展とともに皆が生きやすく、住みやすい街にしていくことです。八王子にあるたくさんの企業がこの健康フェアに参加しています。このフェアに参加している企業の多くは八王子市民の健康を支え、役に立ちたいとの熱い思いがある方たちです。皆さん、株式会社ビーアンドエス・コーポレーションという企業を知っていますか?100年も続いている、八王子市にある知る人ぞ知る大企業らしいです。私もまったく知りませんでした。理由は市販ではなくネット販売という点にあります。そのほかにも八王子にあるたくさんの企業がこの健康フェアに参加しています。このフェアに参加している企業の多くは八王子市民の健康を支え、役に立ちたいとの熱い思いがある方たちだそうです。腰が痛いなどの要望にもきっと応えてくれるのではないでしょうか?

皆さんは、今後の人生についてどのように生きていきたいですか?また、この街についてどんなことを考えているでしょうか?自分の人生を生きやすくするのは他人では無く自分自身であり、この街を住みやすい街にしていくのも住んでいる私たち自身です。健康フェアに足を運び様々な知見を得て、この機会に家族会議や一人会議をして、今から備えてみてはいかがでしょうか。





 

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