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ASAメールvol.225 2024年6月16日

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  「 5 年ぶりの七夕祭り開催!」 今回は 5 年ぶりに開催される八王子七夕祭りについて取材させていただきました。今年で 19 回目となる七夕祭りは、八王子駅三和会、駅前銀座、パーク壱番街の三商店会共同で行われます。なんといっても七夕は夏の風物詩です。実はこの七夕祭りには学生ライター部の私たちも浴衣を着て参加させていただきます。お祭りには行ったことは何度かありますが、主催者側として参加するのは人生で初めてなのでとても楽しみです。そして、なんと今回は人力車に無料で乗ることができます。人力車といえば浅草のイメージが強いですが、乗ったことがない方がほとんどではないでしょうか。そんな方々に是非、人力車に乗っていただきたいなと思います。また、ポップコーンの無料プレゼント、ガチャガチャのガチャポンも無料ですることができ、小さなお子様やファミリー層の方々にも楽しんでもらえるのではないでしょうか。 今まで考えたことはなかったのですが、商店街のイベントをすることで、商店街にある個々のお店が一緒に協力する機会を作ることができ、七夕祭りといった目に見えるものでお互いの活力を高めあうことができるということを知りました。また、こういった大きなイベントは商店街にとって、とても意味のあるものであることも気づくことができました。イベントを通して町おこしをすることができるので、七夕祭りを通してもっとたくさんの方々に八王子の魅了を知ってもらいたいなと思います。 今回の七夕祭りは子どもたちが中心になって楽しむことができるイベントになっています。やはり、子どもたちが喜ぶ町には活気があります。子どもたちが元気に遊んでいる姿を見ると自然と癒されますよね。こういった直接的なかたちで地域に貢献できるイベントに参加させてもらえることもすごくありがたく思いますし、みなさんにも年齢問わずたくさんの方々に是非この七夕祭りに来ていただきたいなと思います。 今回、七夕まつりの取材に参加させていただきました。当日、私は浴衣を着て商店街を盛り上げていく 1 人として参加するため、とても楽しみにしています。今年の第 19 回七夕まつりは 5 年ぶりの開催とのことで、多くの方が足を運ぶイベントになると思います。 取材の中での魅力を感じたポイントとしては、浅草からも来てくださる人力車が無料、普通 300 円以上はするガチ

ASAメールvol.224 2024年5月16日

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  「オレンジ色の花で彩る町」 Y ・ H   今回は、高齢者あんしん相談センターの方々とお話をさせていただきました。認知症の方たちやその家族への取り組みについて多くのことを学ぶことが出来たと感じています。まず、認知症支援のカラーがオレンジであることを初めて知りました。江戸時代の陶工・酒井田柿右衛門が作った赤絵磁器が海外で評価を得たこと、認知症サポーターの理念や活動が日本から世界に広がってほしいという思いから、名前にある柿の色のオレンジに決まったそうです。他にも、温かさを感じるオレンジ色には「手助けします」という意味があると知り、認知症の方、その家族を社会全体で温かく支援していくという思いが伝わる素敵な色だなと感じました。 私が特に関心を持った取り組みは、オレンジガーデニングプロジェクトです。オレンジガーデニングプロジェクトとは、認知症支援のシンボルカラーであるオレンジ色の花で町の花壇を彩らせる取り組みで、9月21日の「世界アルツハイマーデー」に合わせて開催されているそうです。このイベントの特徴の1つが参加のしやすさで、体を動かすことが難しくタスキリレーには参加が出来ない高齢者の方でも気軽に参加が出来るとのことでした。そして、認知症の当事者の方との作業は、交流を深めたりつながりを作ったりするだけではなく、認知症に対する理解を高めることにも大きく貢献すると考えました。町で花を植えている人たちを見かけたとき、オレンジ色の花が沢山咲いていたとき、きっと多くの人が気に留め、何の活動であるのかと関心を持つと思ったからです。さらに、花の鑑賞には脳の活動に様々な影響を与えるそうです。花には、心理的・生理的に生じたストレスを緩和させたりネガティブな情動を減少させたりするという癒し効果があるのです。場合によっては非日常の体験で楽しさを感じることが出来たり、他者との交流に心温かくなったりするこの活動がもたらす意味は大きいです。多くの人が参加することによって地域のつながりができることも魅力の1つであると考えました。  今回の話で、オレンジガーデニングプロジェクトは、認知症の普及・啓発だけでなく癒しの効果も併せ持つ魅力にあふれた取り組みだと学ぶことが出来ました。気軽に参加が出来るこの取り組みをもっと多くの方に知ってもらい、参加者が増えていけばいいなと感じています。まずは、地域の

ASAメールvol.222 2024年3月16日

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 「3年間の感謝を込めて」 皆さん、こんにちは。学生ライター部の U ・ I です。大学の卒業が無事決まり、学生ライターとして記事を書くのはこの号が最後になります。私は二年生の春に学生ライター部へ入り、色んな人達と出会い、取材し、自分の視野を広げることが出来ました。今回は、その三年間の振り返りとして記事を書かせていただきます。 ライター部には「文章を書くことが好きだから」という理由で入部したものの、初めての取材では緊張して上手く話せないし、記事もこれでいいのかなと不安いっぱいでした。それでも取材を重ねていく中で様々な人たちと出会い、八王子市の魅力、八王子市民が八王子市民のために頑張っている姿を見聞きして、八王子への愛を感じました。毎回の取材は本当に楽しくて、学びがあって、人と接するたびに新しい考えと八王子の魅力にときめかされます。すごく素敵な活動を三年間もやらせていただいたことに感謝です。また、読者の方からメッセージをいただくこともあり、とても励みになっていました。本当にありがとうございます。皆さんと出会ったことで、私も八王子にいたい、私も八王子の方のために何かできないかな、と強く思うようになりました。そんな中で人間の幸せの基盤には健康が欠かせないと話してくれた八王子市のある会社に就職することが決まりました。その会社で、八王子市民の方はもちろん、多くの方々の幸せの基盤になれるように働いていきます。 記事を読んでくださった読者の皆さん、取材に応じてくださった方、そして三年間一番お世話になった ASA メールさん、本当にありがとうございました。学生ライター部としての U ・ I はいなくなってしまいますが、一人の社会人として、八王子市民として頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ASAメールvol.220 2024年1月16日 最後だとわかっていたなら

  2012 年(平成 24 年) 1 月 17 日 朝日新聞<夕刊>掲載   最後だとわかっていたなら  (作 / ノーマ・コーネット・マレック 訳 / 佐川睦 サンクチュアリ出版)   あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは もっとちゃんとカバーをかけて 神様にその魂を守ってくださるように 祈っただろう   あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは あなたを抱きしめて キスをして そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう   あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたら わたしは その一部始終をビデオにとって 毎日繰り返し見ただろう   あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど 最後だとわかっていたら 一言でもいい…「あなたを愛してる」と わたしは 伝えただろう   たしかにいつも明日はやってくる でももしそれがわたしの勘違いで 今日で全てが終わるのだとしたら、 わたしは 今日 どんなにあなたを愛しているか 伝えたい   そして わたしたちは 忘れないようにしたい 若い人にも 年老いた人にも 明日は誰にも約束されていないのだということを 愛する人を抱きしめられるのは 今日が最後になるかもしれないことを   明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず もし明日が来ないとしたら あなたは今日を後悔するだろうから     微笑 ( ほほえ ) みや 抱擁や キスをするための ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと 忙しさを理由に その人の最後の願いとなってしまったことを どうして してあげられなかったのかと   だから 今日 あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう そして その人を愛していること いつまでも いつまでも大切な存在だということを そっと伝えよう   「ごめんね」や「許してね」や 「ありがとう」や「気にしないで」を 伝える時を持とう そうすれば もし明日が来ないとしても あなたは今日を後悔しないだろうから

ASAメールvol.219 2023年12月16日  てくポ(スマートフォンを使った介護予防ポイント制度)

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  スマートフォンを使った八王子市の健康ポイント「てくポ」 11月末現在で6576名の登録者数があり、運用開始以来徐々に利用者が増えています。 ポイント利用協力店は現在29店舗、随時募集しており利用できるお店も増えています。 てくポ利用者の声を少し紹介いたします。 【ポイントの使い方について】 ・沢山貯めて友達と食事したい。  ・沢山貯まったら、交換して買い物を楽しみたいです ・ポイントを得るご褒美で、いつも前を通るだけのお店に入ることが出来た ・日頃飲めない高級な日本茶の購入に使っている。 ・私は、paypay は使えないので、ポイントが直接使える所で使っています。今まで行った事の無いお店に行って必要な物を、ポイントを使って買えるのでとても助かっています。 ・友達とポイントが貯まったらポイントを使い食事に行く約束をしています  【ポイントのため方について】 ・よく歩くようになり、ポイントを貯めようとする意識がでてきました。 ・たとえ 1ポイントでも食事管理や運動に励みが出るので一人暮しの者には毎日の指標になるの で私にとっては良い。続けたい。  ・時々ボーナスのようにまとめてポイントをもらえることが励みになって良い。 ・ポイント獲得に向かって頑張れる。 ・楽しいので一石二鳥です  ・ポイントを貯めるのが楽しみになりました。 ・八王子駅近くに行った時に、街角休憩所に行くようになった。 ・歩数、脳トレ、栄養素摂取ともプラスになっている。 ・たまってくると、欲が出て来て、もっと頑張ろうと思う。  【その他制度について】  ・一人で生活しているし、隣近所とも全然話もしないので、テクポのメッセージをしょっちゅう読んでいます。周りに人が居なくても、テクポを通して他の人と繋がっているな、と感じられて、嬉しいです。これに参加出来て良かったです。 ・お知らせの中に、関心を持つことがあり、社会参加のきっかけを作れると感じた。実際には怪我と重なり、実現できなかったが次回に期待しています。 ・歩く事や食事、とくに 9 品目に注意する様になりました。きっとこれを食べれば健康でいられる気がします。  ・食事バランスは、チェック項目があるので、昼食までに取れていないものを、夕食の献立に意識して取り入れられ役立っています。  ・目標達成があり、ポイントがもらえるので、やる気が出てきます。とても健

ASAメールvol.218 2023年11月16日

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  「不思議は身近に - 高尾の天狗について - 」 U ・ I   皆さん、こんにちは。 U ・ I です。気温の上がり下がりが激しいですが、風景は色鮮やかになり、秋めいてきました。自然豊かな八王子には秋を感じる場所の一つとして高尾山がありますね。高尾山は登山上級者の方も初心者の人も山登りを楽しめるスポットでありながら、文化、歴史に触れることも出来る貴重な日本遺産です。今回は高尾山へ登り、実際に見たものと調べた歴史を交えながら、高尾山と言えば!で有名な「天狗」について記事を書いていきたいと思います。  一号路の登山ルートを歩くと高尾山薬王院と小天狗と大天狗の銅像が山頂まであともう少し、と言わんばかりに迎えてくれます。高尾山と八王子市民はある産業による深い繋がりがありました。それは江戸時代に盛んだった養蚕業です。養蚕農家は蚕を守るために「蚕守」の護符を薬王院に求めていたとされており、これは高尾山信仰とも呼ばれています。薬王院へ行く途中には願い事が叶った返礼とされる「杉苗奉納」をした企業や人の名前が多く書かれており、これも高尾山信仰の一種とされています。民衆を守ってくれるから、高尾山を大切に守っていこうとの思いが表れています。また、日本人の名前だけでなく、海外の方の名前もあって意外とグローバルな一面もあることに驚きました。 天狗は日本でも有名な妖怪で、山の守り神と言われることもありますが、高尾山の天狗は修行の守り神として高尾山に住んでいると信じられているようです。また、八王子のむかしばなしを調べると高尾山の天狗にまつわる面白い話がいくつかあります。例えば、八王子市指定天然記念物とされている蛸杉。高尾山の参道が険しい山道だったころ、山に来る人のことを心配した峻厳大徳を見て、なんと天狗が道路の開設工事をかって出てくれたのです。しかし、途中に大きな杉があり、根っこが四方に広がっているせいで工事がはかどらず困った天狗は翌日にその杉を切る決断をします。その話を聞いた一本杉は切り倒されるのは勘弁だと根をすぼめて、道をよけたことで蛸足になったとされています。昔は天狗や木の自我のような「不思議」が身近にあったと今も伝えられていることに畏怖の念を抱きながらも、八王子の発展に天狗がいたという興味深い物事に触れることができました。  山頂に着くと富士山が見えて、とてもいい気持ちでした。お

ASAメールvol.217 2023年10月16日

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  「ニューロティカあっちゃん」U・I 皆さん、こんにちは。学生ライター部の U ・ I です。朝と夜がかなり過ごしやすくなってきましたね。なんと来月の 11 月 4 日、 5 日と開催される日本遺産フェスティバル、 11 月 11 日、 12 日と開催される音楽フェスティバル、ハチオウジダマシイと 11 月は大きなイベントが多くあるようで、八王子がさらに盛り上がってきていますね。 今回の取材では八王子観光 PR 特使であり、ハチオウジダマシイに出演予定のパンクロックバンド、ニューロティカのボーカルと詞作を務める「あっちゃん」こと井上篤さんに八王子の魅力とニューロティカの活動についてお話をお聞きしました。 あっちゃんは八王子で生まれ育ち、高校生の時にバンドを結成して 39 年目となります。結成したバンド、ニューロティカはパンクロックバンド界ではレジェンドと名高く、氣志團をはじめとする著名なアーティストさんとコラボしています。ニューロティカのライブはモッシュと言われる観客が観客にダイブするといったかなり激しい盛り上がり方があります。近年は観客の年齢層が上がったり、子どもを連れてきたりする人もいるようなので、激しさを抑えながら、楽しんでもらいつつ驚きをもたらせるようなライブ作りに励んでいるようです。どんな驚きが待ち受けているかはライブに来てからのお楽しみだそうです。 しかし、普段はあっちゃんの祖母、母と継がれてきた「ふじや」でお菓子屋さんを経営しています。パンクロックバンドとお菓子屋さんの経営という意外な二足のわらじですね。仕入れた商品と向き合いながら「お菓子は健康にいい食べものだから」と、笑うあっちゃんの店主としての心意気が「藤屋ミュージアム」というニューロティカの楽曲に溢れ出ているので良かったら聞いてみてください。 そんなあっちゃんに八王子の観光 PR 特使に選ばれたときどう思いましたか?と聞くと「嬉しかったです。八王子に恩返し出来る機会だなと思ったので」と八王子愛たっぷりに答えてくださいました。加えて、八王子の好きなところは何ですか?と聞くと「人、山、川、全部が揃ってて、好きだね」と柔らかく笑い、ふじやから見える横断歩道を渡る市民の方を見つめていました。 今回、初めてあっちゃんにお会いし、八王子のロックな魅力を発見することができて、さらに八王子