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ASAメールvol210 2023年3月16日

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  「学生ライターの取材を通して」Y・A  私が学生ライターの存在を知ったのは、大学生活の 3 年目が始まる頃でした。 2 年目の頃は現在の日常と化している感染症が始まった年であり、 1 年目に当たり前だった勉強・部活どちらも様々な制限がされ、理想からどんどんかけ離れたものになっていました。そんな状況から少し落ち着きを取り戻していた時、この学生ライターの存在を知り、思い切って参加してみることにしました。私自身、文章を書くということ自体があまり得意ではないことを自覚していたため、今思うと制限されていた環境から少しでも抜け出して大学生活を謳歌したい!という気持ちがあり、勢いで参加したのだと思います。時には勉学や部活動に追われ、取材に参加できなかったことも多くありましたが、この ASA メールが築いてきた地域の方々とのつながりを実感でき、非常に貴重な体験をさせていただきました。 特に印象に残った取材の1つとして、桑輝王さんの茶摘み体験の取材をさせていただいたことを挙げたいと思います。あの日は炎天下の中、朝早くからの茶摘み体験となり、決して楽な作業ではありませんでした。しかしながら、生い茂る桑の葉の高さに驚かされ、それらによって作られた日陰に入ることで束の間の涼しさを得られることに何となく趣を感じるなど、古き良き日本の懐かしさがありました。そして、桑の葉一つひとつを丁寧に収穫し、商品開発へ情熱を語ってくださった方々のお話を聞いたことで、桑輝王はもちろんのこと、店頭に並ぶ農作物それぞれに生産者の想いが込められ、大切に育てられているのだと改めて実感し、非常に印象的な取材となりました。これ以降八王子市の売店に桑輝王が販売されているところを見かける度に、八王子市にとっても大きな魅力のあるこの商品の裏側を直接見せてもらえたことを本当に嬉しく思います。 さて、話は逸れますが、私はしばらく自分自身の進路のため、社会福祉についての勉強をしていました。社会福祉では人体の構造や社会保障制度など幅広い分野を学び、多様なニーズに対応していくための能力を備えている必要があります。そのような勉強をしていた中で、様々なコミュニティに関する理論を知り、 ASA メールを通して築いてきた地域の方々との関係性を当てはめて考えてみました。 アメリカの社会学者マーク・グラノヴェッターという人物が唱えた「弱い紐帯の