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ASAメールvol.213 2023年6月16日

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「つながりを生む、商店街清掃」 K ・ D   こんにちは。 K ・ D です。今回は八王子駅北口商店会会長の清水さんと、わかくさ福祉会の斎藤さんに、北口商店街ユーロード清掃についてお話を伺いました。この活動は第一・第三木曜日に商店会の方々、わかくさ福祉会、ディーエンジカレッジ、フードバンク八王子や街に協力してくださる方々などが参加して行われるボランティアです。 しかし、実はこのボランティア活動とは別に、委託された専門業者もユーロード清掃も行っているのです。私もひそかに『清掃なら業者さんに任せて、さらに多くの人を誘致できるような計画立案やイベントを実施すれば良いのでは?』と思いました。 清水さんはこの清掃活動の目的として「いろんな方の居場所ともいえるこの商店街を、みんなで楽しく清掃している」と仰いました。そして参加者はこの清掃活動を通して、街の変化や四季折々の環境の移ろいを視覚だけではなく、肌で感じられるそうです。取材を通じて振り返れば、清水さんは『みんなで』という言葉を強く念頭に置いているように感じました。 ユーロード清掃は、わかくさ福祉会の利用者も参加されており、就労準備支援の一環としても担っています。清水さんはそのことを触れながら、利用者が少しずつでも社会との接点をもち、みんなが自分自身で出来ることを出来るようになり、みんなで社会を作っていきたいと展望を交えながら話してくれました。 当初の私の『清掃なら業者に任せて…』という考えが、『清掃だからこそ、みんなで』という考えに塗り替えられていきました。清水さんのいう『みんな』には、当然『年齢や立場を超えたつながり』という意味合いがあると思います。その『みんな』というつながりを生むのがこの清掃活動なんだ!と強く認識することができました。 八王子駅北口商店会は、他にも古本まつりなど様々なイベントや活動を行っています。先月のゴールデンウィークに行われた古本まつりに、私も学生ボランティアとして参加させていただきました。たくさんのお客さんで賑わう商店街の中にいると、ひとりぼっちで部屋に籠っている鬱屈さは、微塵も感じませんでした。同じボランティアとして参加されている方々とたくさんお話することができ、まさにつながりを生む温かさを感じるイベントでもありました。清水さんは、取材の中で『商店街の人々は独りよがりになりがち。商店街はモノ