ASAメール vol.189 2021年6月16日

 これからもずっと、この街と

 

ASAメールvol189一面掲載、八王子オクトーレ様に取材をしました。
緊急事態宣言中につき、リモートでの取材となり、後日、感染症対策を実施したうえでの八王子オクトーレで撮影いたしました。
2021年6月25日、1周年を迎える八王子オクトーレの魅力を紹介いたします。

八王子オクトーレ

オンライン取材の様子






C
H 「ほっこりする世界」

 八王子オクトーレは、八王子駅前の商業施設ということで、利便性が高く、日常使いに便利な施設です。実際に、利用者の78割が八王子市民で、普段使いされている方が多いようです。

館内1階にある大きな仮囲いや3階無料休憩スペースに描かれている絵は、八王子市の就労継続支援B型事業所「NPO法人しあわせのたね」の利用者にイラスト制作を依頼し、デザインチーム「創造楽工」が原画を元に模写・空間デザインしました。

取材させていただいた翌日、八王子オクトーレに行き、描かれた絵を拝見させていただきました。植物や昆虫などが描かれており、独創的でユーモア溢れる世界観と、幅広い層から親しまれる商業施設のタイアップにより、福祉・商業の垣根を超えた表現が生み出されていました。みるとほっこりした気持ちになり、館内の雰囲気ととても合っていました。

 八王子オクトーレは色々な魅力があり、買い物に行くだけではなく、散歩として訪れても楽しめる商業施設だと思います。

 今回の取材を通して、八王子オクトーレは地域の方々を大切にしている商業施設であり、これからも地元に愛され続ける施設だと思いました。









K
S 「Octore in Love

 全国にショッピングセンター数あれど、八王子オクトーレにはどの店舗にも負けず劣らない、一等星のごとく輝かんばかりの魅力があります。それは、地元・八王子の方々に愛されるショッピングセンターとなることを第一に、そのためにけっして努力を欠かさない、強く熱い志に秘められています。今回の取材でさまざまな話を伺ったなかで、その想いを窺い知ることができました。

 八王子オクトーレは昨年625日から、今までの八王子東急スクエアから名称を変更し、リニューアルしました。新型コロナウイルス感染拡大における緊急事態宣言が発令されたこともあり、幸先の悪いスタートとなってしまいました。苦労に苦労を重ね、さまざまな暗中模索の末になんとか産声をあげた八王子オクトーレですが、以前までと比較してパワーアップした点は、地元の方々とのつながりがより強くなった点にあるといいます。ビル内のフリースペースは地元の方々からの提案で実現したものであったり、1階にある壁画の絵も八王子の就労施設の方が描いたイラストであったり、地元・八王子を全面に売り出した活動を広げています。

 そんな地元愛の強い八王子オクトーレも、この6月で1周年を迎えます。それを記念した一周年祭が619日から74日にかけて、開催されます。購入金額ごとに行える抽選会では、地元の農家や酒屋などとコラボレーションした豪華な景品も多数用意されているとのことです。

 特に買い物の予定がなくとも、公園のように楽しみ、くつろぐことができる。だからこそ老若男女誰でもが、気軽に足を運んで満足する。そのような空間を提供する八王子オクトーレから、熱い地元愛を感じずにはいられません。八王子の皆さんには、八王子オクトーレのこの愛をぜひ受け取ってもらいたいです。私もくつろぎに行ってみようと思います。




M
K 「週3から週4へ」

 八王子オクトーレは、地元の商店街の方々やお客様との身近な交流に日々力を入れ、八王子への想い、地域とのつながりをどこまでも大切にされています。

(八王子オクトーレに)3で来てくれていた人が、週4で来てくれるように」

取材中に聞いたその言葉から、八王子オクトーレの、地元の方々に愛される施設づくりに対する想いを感じました。

3で来てくれていたお客様が、週4で来てくれるような場所づくり。公園に行くような気持ちでお客様が施設に来てくれること。それが、八王子オクトーレの理想だと言います。

そのために、館内でお客様が過ごしやすい空間をつくるための様々な工夫がなされています。例えば、館内にソファを多く配置することであったり、何気なく休める、利用できる休憩スペースを設けることであったりします。特別に買い物をする予定や意図がなくても、お客様に何度でも足を運んでもらえるような場所、お客様が自分のお家のような感覚でくつろげるような居心地の良い空間でありたいと八王子オクトーレの黒澤さんは言います。

 通学時、毎日のように目にしていた八王子オクトーレ。

しかし、私は八王子オクトーレをはじめとする八王子のことを今まで何も知りませんでした。こんなに身近にある場所なのに、今までの私は八王子のことを知ろうともしてこなかったのです。

八王子を知ることは、足元にある世界を見ること、自分が今どこに立ち、どこの地を踏んで生活しているのかを自覚することのように思えます。

普段何気なく目にしていた場所には、様々な方の取り組みがあって、営みがありました。それを知っていくことが、自分の生活を土台から固めていくことに通じるのだと感じます。

落ち着いて買い物ができる、行き馴れた居場所のような感覚が、八王子オクトーレにはあるのではないかと感じました。




C
H「八王子と私を繋ぐ八王子オクトーレ」 

 JR八王子駅前にある八王子オクトーレがオープンしてから今年6月25日で1年を迎える。1年前の今頃は1度目の緊急事態宣言が発表され、大変な中での出発であった。

今回のインタビューで総支配人の稲葉さんと広報担当の黒澤さんは八王子オクトーレのこれまでの1年を振り返り、これからの八王子オクトーレのビジョンを語ってくれた。「用事がなくても足を運んでもらえる公園のような館内に」とくつろげる場所を増やすなどの工夫を凝らし、地元八王子の地域の方々に愛される施設にしたいと話してくれた。また、マルベリーブリッジの開通により駅からのアクセスも便利になった。館内装飾についても、日常に溶け込む様な緩やかで柔らかなイメージという発想から八王子の就労支援施設の方が描いたイラストをもとにデザインされている。装飾一つ取っても、細部に地元八王子の地域とのかかわりが見えてくる。東急スクエアから引き継いだ地域とのつながりをより深め、地元の人々に愛される施設へと八王子オクトーレが進んでいく姿が今回のインタビューで見えてきた。

 八王子オクトーレは前身である八王子東急スクエアからその建物を引き継ぎスタートした。コロナ前大学生は東急スクエア前で友達と待ち合わせ、そこから駅前の繁華街へと繰り出していった。また、タピオカ店が八王子に続々と開店した時もそのビルは八王子の若者や高校生たちの活気を見せてくれた。私のように八王子が地元ではない学生にとって駅前のそのビルは八王子の繁華街と自分をつなぐゲートであり、若者の姿を見せてくれる鏡のような存在だった。現在はコロナにより、友達と飲みに行くことも、放課後カフェで話すこともままならない日常だ。しかし、その中でも八王子オクトーレが1周年を迎え、地元の方々に愛され続けていることが私たちの希望である。まだ先の見えない日々は続くが、これからも八王子オクトーレのビルが八王子の街と学生、若者をつなげるランドマークであり続けてほしい。





I
U 「地域の酸素オクトーレ」

 八王子オクトーレと言って、まず私がイメージするのは「天井まで届く吹き抜け」です。小さなビルしかない田舎町で育った私にとっては、その建物の大きさと、館内の吹き抜けの構造に驚きでした。館内であるのにどこまでも上へ続いていくような開放感があり、天井から降り注ぐキラキラした光が印象的です。その構造のおかげか、店内がかなり見やすい印象があり、よく友達と化粧品や洋服屋さんへと足を運びます。

そんな私にとって身近な八王子オクトーレを取材する機会を頂き、また新たな発見がありました。館内誌「O(オーツー)」というフリーペーパーの存在です。創刊号にはタレントのヒロミさん、2号は俳優の笹野高史さん、3号にはスポーツコメンテーターの田中雅美さんという八王子に縁のある方々をゲストに迎えたインタビューでは、それぞれの視点で語られる八王子がとても魅力的です。また「O₂」にはクーポンが載っていたり、おすすめ商品も載っているのでお得にお買い物も出来ます。

O₂は酸素という意味であり、八王子の皆様にとって酸素のように身のまわりになくてはならない施設でありたい、という思いが込められています。

館内誌「O₂」は八王子オクトーレの2階を除く各フロアに設置してあります。(2階にはフロアガイドが設置してあります)是非有効にご活用ください。




Y
F 「新しいオクトーレの楽しみ方」

  私はよく八王子オクトーレを利用するのですが、コロナ禍になって最近、フリースペース()ができている事に気がつきました。私はまだ利用したことはありませんが、見た限り若い方が数人利用しているようでした。コロナ禍の中、生まれたこのフリースペースは一体どんな役割を果たしているかお話を聞いたところ、オクトーレのフリースペースは、買い物の意図がなくとも、公園のように訪れることのできる居心地の良い場所として機能しているのだと思います。

 このフリースペースは、大学生である私たちにとっても嬉しい場所になると感じました。緊急事態宣言により授業はオンラインとなり、一人でいる時間が多くなりました。授業が終わればすぐに画面を閉じてしまい、授業終わりに友達と楽しくおしゃべりをしていた時間もありません。友達と少し休憩して話したいときにフリースペースはとても便利な場所だと感じました。大学に行けないとき、対面で部活やゼミの資料を見せ合いながら話し合いをする際にも活用できます。去年、私は部活動の為、外でPCを開き、オンライン会議をすることも多かったのですが、なかなかオンライン会議ができる場所がなく、仕方なくネットカフェを利用することもありました。オンラインでの活動が増えている中、このようなスペースはとてもありがたいものと感じました。

 6月20日まで緊急事態宣言が続いており、このような中で、八王子オクトーレのフリースペースを上手く活用して、買い物を楽しみたいと思います。

 ※新型コロナウイルスの影響により当面の間、フリースペースのご利用を中止させて頂いております。




W
O 「祖父母と八王子オクトーレ」

 以前の八王子にはそごう派東急(スクエア)か、というものがあったとか、なかったとか。現在八王子で一緒に暮らす私の祖父母はそごう派だったと言います。八王子駅の南口側に家があるので、かつては駅ビルを越え、地上に降り、歩き、東急スクエアに行く道のりだけでも高齢となった2人には一苦労だったのかもしれません。

そんな祖父母のコロナウイルスのワクチン接種会場が、八王子スクエアビルの11階でした。祖父母は、東急スクエアから八王子オクトーレに変わってからは全く利用していませんでしたが、マルベリーブリッジが伸びたおかげで駅から直行し、行きやすかったことにとても驚いていました。建物に入るとすぐ階上に行けるエスカレーターがあったり、また11階のワクチン接種会場への直通エレベーターもあったりと施設の充実ぶりにも感動していました。コロナ禍もあり、ワクチン接種が終わってすぐに帰って来てしまったらしいのですが、今度は一緒に出掛けて八王子オクトーレを案内してあげたいと思っています。

今回の取材を通し、八王子オクトーレが地元愛・八王子市民から愛されるというコンセプトを持って、地元と共に発展していく商業施設づくりに奔走されてきたのだと知りました。八王子オクトーレの目標が「八王子市内、とりわけ近所に住む地元の方々が公園に散歩をするような感覚で気軽に立ち寄れる施設」であるように、祖父母と一緒に散歩するような感覚で立ち寄ろうと思います。



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